トグルスイッチ

ギブソンタイプのトグルスイッチの不具合は、これで解決!!

ギブソンタイプのトグルスイッチ(P.Uセレクター)で「音が出たり出なかったりする」あるいは「まったく出ない」なんていうこ とはありま せんか?

一瞬は直ってもすぐにまた同じ症状が出てイライラしたりします。 これを繰り返しているうちに完全に音が出なくなることもあります。

実はこの症状が起きるスイッチとそうでないスイッチがあるのです!

  • トグル・スイッチ3種類

    【画像1】よく使われる3タイプのトグルスイッチ。

  • Switch Craft製トグルスイッチ

    【画像2】上の画像3タイプのうちの右側、Switch Craft製トグルスイッチを横から見た画像。

まず【画像1】をご覧いただけますでしょうか?
ソリッドボディのエレキに良く使われるショートタイプのスイッチ3種です。
問題なのが一番左の奴。
ノーブランドの恐らくアジア製。

これはすぐに接触不良を起こします。
接点洗浄剤などで一瞬は復活しますが、じきに同じ症状が出ます。

まず結論から言ってしまいますが、このタイプが付いていたら迷わず交換しましょう!
でないとライブの時など安心して使えません。

このタイプは結構いろんなメーカーさんが使っていて、超有名ブランドのギターでもレギュラーラインの低価格帯の商品には使われてます(高いのはSwitch Craft製です)ので「俺のはアメリカ製ギターだから大丈夫」なんて思わず裏蓋を開けてよく見てみてください。

見分け方ですが、中央の国産スイッチや右のSwitch Craftのショートタイプ【画像2】と「接触子の中央部」を比べてみてください。
左のはポコッと凹んでいるだけ、その他のは別の小さい金属材料が埋め込んであるのがわかりますでしょうか。
ポコッと凹んでいるのはただ鉄板をプレスしただけですね。
接触子同士が触れ合って電気信号が伝わるわけですが、肝心の触れ合う部分に摩耗に強い素材を使ってないとすぐメッキが剥がれてしまいます。
メッキが剥がれると酸化膜ができます。
酸化膜が出来ると導通が悪くなります。
その結果、音が途切れたり出なくなったりするわけです。

交換は右端のSwitch Craft製(¥2800税別/以下同)がお薦めですが中央の国産(¥1200)のでも充分です。
交換工賃は¥4000、作業時間30分程度で終了します。